数に強くなる <− 数学の話じゃないのよコレ
「失敗学」で有名な著者である畑村さんの著書。
数と書かれているので、何となく数字に関してで数学的な話だと思うでしょ?
実際のところは数学の言葉は用いているけども、数学の話ではなく、
「定量的な見方をすることが大事だ。その精度を上げるためには仮説と検証の繰り返し。」
と言っていると思ってる。
Amazonの評価をみてなんだかみんな数学と関連づけてコメント書いてるのでがっかりした…。
ただ、数学の言葉…微分と積分とかがでてくるので、微分と積分とはどういうものかの
説明を書くなどし、概念としてどうだからそう例えているというのがわかるようにして
書いて欲しかったと思う…。
技術者でない限りいくら高校のころに微分と積分をやり、式としてこんなもんというのがわかっていても、
真の意味合いまでなんて覚えているわけがない。
(だってねぇ…学校じゃぶっちゃけ式の証明とか省かれて、この公式を覚えてくださいって状態じゃん。)
システム開発に限った事でもなく、スケジュールなら定量化が求められる。
作業量に関してもう少し、あとちょっと、まだとは後どれくらいなのか?
他にも納期があった場合に、その納期までに可能な範囲はどこまでかを考慮したりしなければいけない。
定量化は大事ですね…